大麦って体にどういいの?
こんにちは。
パンに使われているのは小麦ですが、今回はパンと関係がなさそうな大麦について紹介したいと思います。
お伝えするのは大麦の効果と大麦を使用したパンについてです。
この記事を読むことで、
☑大麦特有の成分とその効果を知り栄養管理ができる
もし、読まなければ、
☑栄養のコントロールができず、病気になるリスクが高まる
是非目を通して下さいね。
さて、大麦と言えばビールの原料であったり、麦茶として使用されていることが一般的ではないでしょうか。
そもそも、大麦の特徴的な成分としては、野菜や米、小麦に比べて食物繊維量(特に水溶性食物繊維)が多く含まれていることです。
どのくらい多いのかと言うと、
各食品中の食物繊維量(可食部100gあたりの重量)を以下に示しますと、
もち性大麦 12.1g
大麦 9.6g
玄米 3.0g
精白米 0.5g
強力粉 2.7g
ごぼう 5.7g
さつまいも 2.2g
キャベツ 1.8g
こんにゃく 3.0g
となります。
20代女性の一日に必要な食物繊維量が約20gなので、大麦は必要量を満たすのに近い量を摂ることができます。
そして一番の特徴としては水溶性食物繊維である「β-グルカン」が多く含まれていることです。
β-グルカンとは、グルコースがβ結合した高分子多糖のことで、大麦に多く含まれ、野菜やくだものには含まれていない。
効果としては、「糖の吸収を穏やかにする」働きがあります。
胃の中にあるデンプンを包み込むことによって、アミラーゼによるデンプンの分解を抑えることで、糖の吸収を穏やかにします。
他にもβ-グルカンの機能性としては、
・食後の血糖値を抑える
・便秘を改善する
・高血圧を予防する
・免疫力を高める
・内臓脂肪を減少させる
・悪玉コレステロールを減少させる
などがあります。
β-グルカンなんて聞いたことないよという方もいらっしゃると思いますが、世界ではβ-
グルカンの健康強調表示がなされていて、
アメリカ、カナダ、EU、オーストラリアでは大麦のβ-グルカンを含む食品に対して健康
強調表示をしています。
アメリカでは大麦のβ-グルカンの機能性として、「血中コレステロール低下による冠状
動脈心疾患のリスク低減」と表示しています。
日本だけでなく、世界でこのように健康機能性が認められいるのですね。
まとめ
大麦は食物繊維を豊富に含み1日に必要な量を満たしやすい
β-グルカンは糖の吸収を穏やかにする
アメリカでは動脈心疾患のリスク低減が表示されている
是非大麦を摂って健康管理してくださいね。